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Notta Memoの使い方|買い切り型AIレコーダーで議事録を残す

会議の記録をAIに任せたいが、月額の契約をこれ以上増やしたくない。対面の打ち合わせが多く、パソコンを開かずに記録を残したい。こうした条件に合うのが、本体を購入して使う買い切り型のAIレコーダーです。

この記事では、Notta Memoを購入してから議事録として使える形に仕上げるまでの手順と、本体費用と付帯時間から月額型と比べて自分に合うかを判断する材料を整理します。価格と仕様は2026年9月時点で公式サイトに公開されている情報をもとにしています。

目次

Notta Memoが月額課金型と違う点

同じNottaという名前でも、アプリの月額プランとは費用のかかり方が根本的に異なります。ここを取り違えたまま買うと、想定していない請求が続きます。

買い切りで本体を購入する仕組み

Notta Memoは専用の端末を購入して使う製品です。2026年9月時点の本体価格は23,500円(税込)で、購入時に一度支払えば端末そのものは自分のものになります。

月額プランのように毎月の支払いが自動で続く形ではないため、使わない月が出ても費用は発生しません。その代わり、最初にまとまった金額が出ていきます。導入の判断は「毎月いくら払えるか」ではなく「その金額を先に出して回収できるか」で考えることになります。その比較は記事の後半で数字にして出します。

本体に付いてくる文字起こし時間

買い切りといっても、文字起こしそのものが無制限にできるわけではありません。本体には永久無料のスタータープランが付属し、月300分まで文字起こしができます。

月300分は5時間です。週に1時間の打ち合わせなら月4時間ほどで収まりますが、毎日のように会議を記録する使い方では足りません。

機能面では、このスタータープランでも上位プランと同等の機能が使えます。違いは使える時間の上限です。つまり「機能が制限された無料版」ではなく「時間の上限が低い版」と理解するのが正確です。

アプリ版との使い分け

アプリ版のNottaは、スマートフォンやパソコンで録音と文字起こしを行います。端末を持ち歩く必要がなく、Web会議の音声もそのまま扱えます。

Notta Memoが有利なのは、訪問先での打ち合わせや移動中の口述メモのように、アプリを起動する手間そのものが記録をやめる理由になる場面です。

オンライン会議はアプリ、対面はMemoという形で併用することもできます。アプリ側の操作手順はNottaの使い方で解説しています。

Notta Memoを使い始める準備

届いてすぐ会議で使うと、音が小さい、アカウントが繋がっていないといった理由で記録が残りません。最初に3つ済ませておきます。

本体の初期設定とアカウント連携

開封したらまず充電し、Nottaのアカウントと本体を連携します。連携していない状態では録音はできても文字起こしへ回りません。すでにアプリ版を使っているなら、同じアカウントへ繋ぐと記録が1か所にまとまります。

連携が終わったら、文字起こしの言語設定を確認します。日本語の会議で英語が指定されていると、まったく別の文章が出力されます。会議の前ではなく、この準備の段階で確認しておいてください。

録音品質に影響する置き場所と距離

文字起こしの精度は、AIの性能より先に音の録れ方で決まります。同じ会議でも、置き場所を変えるだけで誤変換の量が変わります。

目安は、話す人から1メートル以内、机の中央付近です。書類やカバンの陰に置くと音がこもります。空調の吹き出し口の真下、プロジェクターのファンの近くも避けてください。連続した雑音は、話し声と重なると文字起こしの精度を大きく下げます。

参加者が4人を超える会議では、発言が多い側に寄せて置くほうが結果が安定します。

対面会議で使う前の動作確認

本番の会議でいきなり使わず、1回だけ試し録りをしてください。確認するのは3点です。録音が始まっているか、同期して文字起こしまで進むか、自分の声がどの程度正しく変換されるか。

試し録りは1分で足ります。自分の担当業務について話し、出てきたテキストで固有名詞と数字がどの程度直す必要があるかを見てください。

ここで大きくずれる場合は、置き場所か言語設定のどちらかに原因があります。本番の会議で気づくと、その会議の記録は作り直せません。

対面会議を録音して議事録にする手順

準備ができたら、実際の会議で記録を取ります。録音から議事録の形に整えるまでを順に進めます。

会議中に録音を開始して区切りを付ける

会議が始まる直前に録音を開始します。その前に「今日はAIで文字起こしをします」と一言伝えてください。社外の相手がいる場合は、その場で同意を得るところまでを手順に含めます。

録音中は、議題が切り替わるタイミングで区切りを付けます。区切らずに1時間続けて録ると、どの発言がどの議題のものかを後から判断する作業が増えます。

決定した内容は、その場で口頭で確認しておくと記録に残ります。「では、この件は来週金曜までに〇〇が対応する、ということでよろしいですか」と一度言い直すだけで、決定事項が明確な形で音声に入ります。

録音データを同期して文字起こしする

会議が終わったら、本体をアプリと同期して文字起こしを実行します。同期はその日のうちに済ませてください。記憶が残っているうちのほうが、誤変換を見つけやすくなります。

文字起こしが終わったら全体を流し読みし、後の整理に影響する固有名詞と数値だけを直します。助詞の細かい誤りは、要点をまとめる段階では影響しません。社名・製品名のように繰り返し出てくる語は、まとめて置換すれば1回の操作で終わります。

要点と決定事項へ整理する

文字起こしのテキストをそのまま議事録にはできません。発言の順に並んだままでは、何が決まったのかが読み取れないためです。AIに整理させる場合は、求める形を指定して1回ずつ分けて出します。

まず、会議全体の要点を短くまとめます。

あなたは社内会議の議事録作成に慣れた担当者です。以下は会議の文字起こしです。議論された内容を、重要な順に箇条書きで5つにまとめてください。1項目は40字以内とし、文字起こしに書かれていない内容は追加しないでください。

〇〇(文字起こしを貼り付け)

次に、決定したことだけを取り出します。

あなたは社内会議の議事録作成に慣れた担当者です。以下の文字起こしから、この会議で決定した事項だけを抜き出してください。検討中の案や意見は含めないでください。出力は「決定事項/決定した理由」の2列の表とし、該当がない場合は「決定事項なし」とだけ書いてください。

〇〇(文字起こしを貼り付け)

最後に、次の行動を担当者と期限の形にします。

あなたは社内会議の議事録作成に慣れた担当者です。以下の文字起こしから、会議後に誰かが実行する必要のある作業を抜き出してください。出力は「作業内容/担当者/期限」の3列の表とします。担当者または期限が文字起こしから読み取れない項目は、その欄を「未定」と書いてください。

〇〇(文字起こしを貼り付け)

3つを分けて出すのは、まとめて依頼すると決定事項と検討中の案が混ざるためです。出てきた表は、元の文字起こしと照らして担当者と期限を確認してから共有してください。会議メモから議事録を組み立てる考え方そのものはAIで議事録を作る方法で解説しています。

本体費用と付帯時間から導入可否を判断する

ここまでの手順が自分の業務で回るとして、費用に見合うかを数字で確かめます。

本体価格と付帯する文字起こし時間

2026年9月時点で、本体価格は23,500円(税込)、付属するスタータープランは永久無料で月300分です。

初年度の支払いは23,500円、2年目以降は0円です。月300分の範囲に収まる限り追加の費用は発生せず、2年目以降は費用をかけずに記録を続けられます。

付帯時間を超えた場合の扱い

月300分を超える使い方をする場合は、上位プランへの切り替えが必要になります。切り替えた時点から、買い切りではなく月額の費用が発生します。

上限に達した場合の扱いと上位プランの料金は、購入前に公式サイトで確認してください。確認せずに買うと「買い切りのつもりが月額も払っている」状態になります。

自分の会議量が300分に近いのであれば、購入前にアプリ版の無料プランで1か月分の実績を測っておくほうが安全です。想定と実績は多くの場合ずれます。

月額型を1年使った場合との比較

アプリ版の月額プランと並べます。2026年9月時点で、Nottaのプレミアムプランは年払い総額14,220円(税込)、月1,800分まで文字起こしができます。

比較項目Notta Memoアプリ版プレミアム
1年目の支払い23,500円14,220円
2年目の支払い0円14,220円
月の文字起こし300分1,800分

1年目だけを見れば月額型のほうが安く、2年目以降は買い切りのほうが安くなります。累計で並ぶのはおよそ1年8か月目です。ただし使える時間には6倍の差があるため、単純な金額の比較だけでは決められません。月300分で足りる使い方かどうかが先に来ます。

まず本体の仕様と付属プランの条件を確認したい場合は、Notta Memoの公式ページで最新の価格と付帯時間を確認してください。

買い切り型が向く場面と向かない場面

最後に、どういう働き方の人に向く製品なのかを整理します。向かない場合は、そのことも書いておきます。

対面の打ち合わせが多い人に向く理由

向いているのは、記録したい会議の多くが対面で行われる人です。訪問先での商談、現場での打ち合わせ、席での短い相談といった場面では、パソコンを開いてアプリを起動する手間そのものが記録をやめる理由になります。

端末を置くだけで始められるため、記録を取る回数そのものが増えます。

月額の契約を増やしたくないという事情がある場合にも合います。部署の経費で継続課金の承認を取るのが難しく、備品としてなら通るという状況は珍しくありません。Notta Memoは本体の購入で完結するため、この形の稟議であれば通しやすくなります。

オンライン会議が中心なら不向きな理由

一方、記録したい会議のほとんどがWeb会議であれば、この製品を選ぶ理由は小さくなります。画面の中で完結している音声を、わざわざ端末で拾い直す形になるためです。

Web会議の音声は、会議ツール側の録画機能やアプリ版の取り込み機能で直接扱えます。端末を経由するとスピーカーから出た音を録り直すことになり、精度の面でも不利です。対面とオンラインが半々であれば、両方を比べたうえで決めてください。アプリ型と端末型の違いはNottaとPlaudを比較で整理しています。

紛失や故障のリスクを踏まえた運用

端末を持ち歩く以上、置き忘れと故障の可能性があります。月額のサービスと違い、なくした時点で記録の手段そのものがなくなります。

さらに、社外秘の議論が入った端末を持ち歩くことになります。社内の情報管理ルールで持ち出しが認められる範囲かを先に確認してください。入力してよい情報の線引きは生成AIに入力してはいけない情報とは?で整理しています。

保証の範囲と修理の扱いは購入前に確認しておきます。業務で使う前提なら、故障したときに数日記録が取れない期間が出ることも想定しておいてください。

よくある質問

Q. パソコンがなくても使えますか? A. 録音は端末単体でできますが、文字起こしにはアカウントとの連携が必要です。スマートフォンのアプリで同期する運用が基本になるため、対応端末と必要な環境を公式サイトで確認してください。

Q. すでにアプリ版を使っています。併用できますか? A. 同じアカウントへ連携すれば記録を1か所にまとめられます。ただし文字起こし時間の上限がどちらの契約で消費されるかは契約状況によって変わるため、公式サイトで確認してください。

Q. 日本語以外の会議でも使えますか? A. 対応言語は公式サイトで確認してください。言語は録音前に指定する必要があり、途中で切り替えることはできません。

まとめ

Notta Memoを使う流れは、本体を充電してアカウントと連携し、置き場所と言語設定を確認して試し録りをしたうえで、会議を議題ごとに区切って録音し、同期して文字起こしし、要点・決定事項・次の行動を別々の指示で取り出す、という順序です。

費用は2026年9月時点で本体23,500円(税込)と、月300分まで使える永久無料のスタータープランです。アプリ版の年払いと累計で並ぶのはおよそ1年8か月目ですが、使える時間には6倍の差があります。まずは1か月ぶんの予定表から、記録したい対面の打ち合わせを数えて合計時間を出してください。業務全体のどこを効率化するかという視点はAIで業務改善する方法で整理しています。

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