MENU

AIプレゼン資料作成ツールの選び方|構成・スライド生成・デザインを比較

プレゼン資料をAIに作らせたいと思っても、ツールごとに得意分野が異なり、どれを選べばよいのか迷ってしまう、という経験はないでしょうか。目的を決めないまま比較を始めると、機能は豊富でも実際の作成工程に合わないツールを選んでしまう恐れがあります。

この記事では、AIプレゼン資料作成ツールを選ぶ前に決めておきたい目的から、構成の生成機能、スライド生成機能、デザインとレイアウト機能、元資料の読み込みと編集のしやすさ、PowerPointなどへの出力・連携、料金・商用利用・データ管理を比較する観点、そして自分の業務に合うツールを選ぶ手順までを順番に解説します。読み終える頃には、自分の作成工程に合ったツールを選べる状態になります。

目次

AIプレゼン資料作成ツールを選ぶ前に目的を決める

ツールを比較する前に、資料作成の目的を明確にしておきます。

ゼロから作るか既存資料を改善するか決める

真っさらな状態から資料を作りたいのか、既存の資料を改善したいのかを決めます。目的によって、重視すべき機能が生成中心か編集中心かで変わってきます。

社内資料・営業提案など主な用途を整理する

社内向け資料なのか、営業提案資料なのかなど、主な用途を整理します。用途が明確であれば、必要なテンプレートやトーンの傾向を絞り込みやすくなります。

最終編集に使うソフトを確認する

最終的にどのソフトで編集や仕上げを行うのかを確認します。使い慣れたソフトへ問題なく引き継げるかどうかは、ツール選びの重要な前提になります。

主なAIプレゼン資料作成ツールを料金と出力形式で比較する

比較の観点を一つずつ見る前に、日本語で使える主なツールを一覧で確認しておきます。料金はいずれも2026年9月14日時点の公式情報です。

比較する観点イルシルMiriCanvas
無料で使える範囲AIデザイン生成3枚/月、作成できる資料は3個まで、外部出力なしテンプレート5万種以上、写真・グラフィック35万点以上、ストレージ1GB
有料の最安プランパーソナル 月1,848円(税込)Pro 月980円
テンプレート数3,000種類以上80万点以上
PowerPoint形式での出力有料プランで可(PDF・PowerPoint)可(PPTX。テキスト編集も可)
商用利用可。ただしイラストやテンプレートをそのまま配布・販売することは禁止無料プランは無料素材のみ。有料素材を使うにはProのライセンスが必要

無料で試せる範囲の考え方が2つで異なります。イルシルはAIでの生成枚数に上限があり、無料プランでは外部への出力ができません。まず生成の質を確かめる用途に向いています。MiriCanvasは無料でもテンプレートと素材を広く使えますが、使える素材が無料のものに限られます。

最終的にPowerPointで仕上げる前提であれば、どちらもPPTX形式で出力できます。ただしイルシルの外部出力は有料プランからです。無料のまま出力まで済ませたい場合は、MiriCanvasのほうが試しやすくなります。

チームで使う場合は、イルシルにパーソナルプラス(年66,000円・税込、月あたり5,500円)があり、メンバー招待とライブラリ機能が付きます。人数が増える場合は法人プラン(応相談)もあります。

なおMiriCanvasのProの金額は公式ヘルプに月980円と案内されていますが、税込表記の注記は料金ページ側にあり、金額と注記が別のページに分かれています。申し込む前に画面に表示される金額を確認してください。

料金は改定されることがあるため、申し込む前に公式ページでも確認してください(イルシル/MiriCanvas)。

プレゼン構成の生成機能を比較するポイント

目的が決まったら、まず構成を生成する機能を比較します。

テーマから章立てを提案できるか確認する

伝えたいテーマを入力するだけで、章立てを提案してくれるかを確認します。構成をゼロから考える負担を減らせるかどうかは、最初に確認したいポイントです。

読み手と目的に合わせて構成を変えられるか見る

想定する読み手や資料の目的に応じて、提案される構成が変わるかを見ます。同じテーマでも相手が異なれば適した構成は変わるため、柔軟に調整できるかが重要です。

構成を生成後に簡単に修正できるか確認する

生成された構成を、後から簡単に修正できるかを確認します。一度で完璧な形に仕上がるとは限らないため、章の入れ替えや追加のしやすさも比較材料になります。

日本語のスライド作成に特化したツールとしてはイルシルがあります。株式会社イルシルが開発するAIスライド作成ツールで、料金プランと使える機能は公式サイトで確認できます。

スライド生成機能を比較するポイント

構成の生成機能が確認できたら、実際のスライド生成機能を比較します。

構成から複数スライドを生成できるか確認する

決めた構成をもとに、複数枚のスライドをまとめて生成できるかを確認します。章立てごとに手作業でスライドを作る手間を省けるかが比較のポイントになります。

一枚ごとの文章量を調整できるか見る

生成されたスライド一枚あたりの文章量を、調整できるかを見ます。文字が多すぎるスライドは読みにくいため、簡潔さを調整できる機能が役立ちます。

図表や画像を含むスライドを作れるか確認する

文章だけでなく、図表や画像を含んだスライドを作成できるかを確認します。内容によっては、視覚的な情報が理解を助ける重要な要素になります。

実際のツールで言うと、MiriCanvasはテキストを入力してプレゼンを生成する機能を備えています。無料プランでもテンプレート5万種以上と写真・グラフィック35万点以上が使え、有料の「Pro」は月額980円です(料金ページに税込表記の注記があります)。

作った資料を社外へ出す場合は、無料プランでは使える素材が「無料プロバイダーコンテンツ」に限られる点に注意してください。有料の素材を使うにはProプランのライセンスが必要です(MiriCanvas ライセンスポリシー)。

デザインとレイアウト機能を比較するポイント

スライド生成機能が確認できたら、デザインとレイアウトを比較します。

テンプレートの種類と業務への適合性を見る

用意されているテンプレートの種類が、自社の業務内容に適しているかを見ます。テンプレートが豊富でも、業務の雰囲気に合わなければ手直しの手間が増えてしまいます。

レイアウトを自動調整できるか確認する

文字量や画像の有無に応じて、レイアウトを自動で調整できるかを確認します。手作業での微調整が少なく済むほど、資料作成全体の時間を短縮しやすくなります。

ブランドカラーやフォントを統一できるか見る

自社のブランドカラーやフォントを、資料全体で統一できるかを見ます。統一感のある資料は、社外へ提出する際の印象にも関わる要素です。

元資料の読み込みと編集のしやすさを比較する

デザイン機能が確認できたら、既存資料を読み込んで編集する際のしやすさを比較します。

PDFや文書から資料を作れるか確認する

既存のPDFや文書ファイルをもとに、プレゼン資料を作成できるかを確認します。ゼロから作り直さずに済むかどうかは、作業時間に大きく影響します。

生成後に文章・図表を個別編集できるか見る

生成された後の文章や図表を、個別に編集できるかを見ます。全体を作り直すのではなく、部分的な修正ができる方が実務では扱いやすくなります。

元資料にない内容を確認しやすいか見る

生成された資料の中に、元には含まれていなかった内容が入っていないかを確認しやすいかを見ます。意図しない情報が追加されていないかのチェックのしやすさも重要な観点です。

PowerPointなどへの出力・連携を比較する

編集のしやすさが確認できたら、他ソフトへの出力・連携を比較します。

PowerPoint形式で出力できるか確認する

作成した資料を、PowerPoint形式で出力できるかを確認します。社内の標準ソフトで開けない形式では、その後の共有や編集に支障が出てしまいます。

出力後にレイアウトが崩れないか試す

出力した後のファイルで、レイアウトが崩れていないかを試します。見た目上は問題なくても、出力すると配置がずれるケースがあるため、実際に確認しておく必要があります。

Googleスライドなど必要な環境との連携を見る

PowerPoint以外にも、Googleスライドなど自社で必要な環境との連携があるかを見ます。利用している環境に合わせて、対応形式を確認しておくことが大切です。

料金・商用利用・データ管理を比較する

出力・連携が確認できたら、料金や利用条件を比較します。

無料版と有料版の生成・出力制限を確認する

無料版で使える生成回数や出力形式の制限を確認します。試しに使う段階と本格的に使う段階とで、必要なプランが異なる場合があります。

商用利用や生成素材の利用条件を確認する

生成された資料や素材を、商用の場面で利用してよいかの条件を確認します。社外向けの資料に使う場合は、この条件を事前に確認しておくことが欠かせません。

入力資料の保存・学習利用条件を確認する

アップロードした元資料が、どのように保存され、AIの学習に利用されるのかを確認します。機密性の高い資料を扱う場合は、特に注意して確認する必要があります。

自分の業務に合うAIプレゼンツールを選ぶ手順

各観点を比較できたら、最後に自分に合うツールを選ぶ手順を確認します。

必須機能から候補を絞る

自分の業務で欠かせない機能を基準に、候補を絞り込みます。すべての機能を求めるのではなく、優先度の高い条件から絞ることで選びやすくなります。

同じ題材で複数ツールを試す

同じテーマや資料を使って、複数のツールを実際に試してみます。同条件で比較することで、それぞれの得意・不得意が見えやすくなります。

修正時間まで含めて最も効率的なツールを選ぶ

生成後の修正にかかる時間まで含めて、最も効率的なツールを選びます。生成の速さだけでなく、仕上げまでの総時間で比較することが実務での効率化につながります。

まとめ

AIプレゼン資料作成ツールを選ぶ際は、資料作成の目的を決めたうえで、構成やスライドの生成機能を比較することが大切です。デザインや元資料の編集のしやすさ、出力・連携、料金や利用条件も含めて比較し、実際に試したうえで判断することで、自分の作成工程に合ったツールを選べます。

まずはゼロから作るか既存資料を改善するかを決めるところから始めてみてください。 業務文書づくり全体の流れは、AIで業務文書・社内資料を作る方法で解説しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次