就活のエントリーシートを生成AIで添削する方法|自分らしさを残すコツ
エントリーシートを生成AIに添削してもらうと、文章は整うものの、読み返すと自分らしさが薄れていたり、実際にはしていない経験が書き加えられていたりすることがあります。便利な添削機能を使いながらも、内容の核となる部分は自分自身のものであり続けることが、納得のいくESづくりには欠かせません。
この記事では、添削を頼む前に自分で用意しておくべき内容から、構成の確認方法、自己PRを自分らしく残す添削の仕方、志望動機を捏造せずに磨く方法、文章表現を整える方法、添削結果を自分の言葉へ戻す方法、そして提出前に確認すべき個人情報と事実関係のポイントまでを順番に整理します。読み終える頃には、生成AIの力を借りながらも、自分自身の言葉で語れるESに仕上げる方法が見えている状態を目指します。
生成AIでESを添削する前に自分で用意する内容
添削を依頼する前に、まず自分自身で用意しておくべき内容を整理します。
自分の経験と事実を書き出す
これまでの経験について、実際にあった事実を自分の言葉でまず書き出しておきます。生成AIに添削を頼む前の段階で、事実に基づいた材料をそろえておくことが、その後の作業全体の土台になります。
企業を志望する理由を自分で整理する
その企業を志望する理由について、自分自身の考えとしてあらかじめ整理します。志望理由の核となる部分を自分の中で明確にしておくことで、後から生成AIに頼りすぎてしまう事態を防ぎやすくなります。
生成AIに作らせない核となる内容を決める
ES全体の中で、絶対に自分自身の言葉のまま残したい核となる内容をあらかじめ決めておきます。核となる部分を先に決めておくことで、添削の過程でその部分まで書き換えられてしまうことを防げます。
ESの構成を生成AIで確認する方法
材料が整理できたら、まずES全体の構成が適切かどうかを生成AIに確認してもらいます。
設問に答えているか確認する
書いた文章が、設問に対してきちんと答える内容になっているかを確認してもらいます。書きたいことを書き進めるうちに、設問からずれてしまうことがあるため、この確認は添削の最初の段階で行っておきたい作業です。
結論と具体例の順序を確認する
結論を先に述べているか、その後に具体例が続く構成になっているかを確認してもらいます。読み手にとって分かりやすい順序になっているかどうかは、内容そのものと同じくらい重要な要素です。
不要な重複や説明不足を指摘してもらう
同じ内容を繰り返している部分や、逆に説明が不足している部分がないかを指摘してもらいます。自分では気づきにくい重複や説明不足を、客観的な視点から洗い出してもらうことができます。
自己PRを自分らしく残して添削する方法
自己PRの部分は、特に自分らしさを残すことを意識しながら添削を進めます。
強みの根拠となる経験を残す
自分の強みを裏づける具体的な経験は、添削の過程でも削らずに残すよう意識します。強みだけを述べて根拠となる経験が薄くなってしまうと、説得力のない文章になってしまいます。
成果だけでなく自分の行動を明確にする
得られた成果だけでなく、その成果に至るまでに自分がどう行動したのかを明確に残します。行動の過程が具体的に書かれているほど、自分自身の言葉としての説得力が増します。
実際にしていない経験を追加させない
生成AIが提案してきた内容の中に、実際には経験していないエピソードが含まれていないかを必ず確認します。文章として自然に見えても、事実と異なる内容を採用しないよう、この点は特に注意して確認します。
志望動機を捏造せずに磨く方法
志望動機についても、事実に基づいた内容を保ちながら、表現を磨いていきます。
企業への関心を具体化する
その企業のどのような点に関心を持ったのかを、具体的な言葉として整理します。漠然とした関心を、具体的なエピソードや情報と結びつけて表現することで、説得力のある志望動機になります。
自分の経験と志望理由をつなげる
これまでの自分の経験と、その企業を志望する理由がどうつながっているのかを明確にします。経験と志望理由が結びついていることで、単なる企業研究の結果ではなく、自分自身の言葉としての志望動機になります。
企業情報から架空の志望理由を作らせない
企業に関する情報をもとに、実際には自分が感じていない志望理由を生成AIに作らせないよう注意します。企業研究の内容を参考にしつつも、最終的な志望理由は自分自身の実感に基づいたものにとどめます。
生成AIで文章表現を読みやすく整える方法
内容の骨格が固まったら、文章表現そのものを読みやすく整える作業に生成AIを活用します。
長すぎる文を短くする
一文が長くなりすぎている箇所を、読みやすい長さに整えてもらいます。長い文章は要点が伝わりにくくなるため、適度な長さに区切ることで読みやすさが向上します。
曖昧な表現を具体化する
「頑張った」「努力した」といった曖昧な表現を、より具体的な言葉に整えてもらいます。具体性のある表現に変えることで、内容の説得力が増します。
同じ語尾や言い回しを整える
文末の表現や言い回しが同じパターンの繰り返しになっていないかを確認してもらいます。表現にバリエーションを持たせることで、文章全体の読みやすさが高まります。
添削結果を自分の言葉へ戻す方法
生成AIによる添削結果を、そのまま採用するのではなく、自分自身の言葉へ戻す工程を挟みます。
採用する修正と戻す表現を選ぶ
提案された修正のうち、実際に採用する部分と、元の自分らしい表現に戻す部分を選び分けます。すべての提案をそのまま受け入れるのではなく、自分の言葉として自然かどうかを基準に判断します。
面接で自分が説明できる文章にする
書いた内容について、面接で質問されたときに自分の言葉で説明できるかどうかを基準に文章を見直します。説明できない表現が残っていると、面接での受け答えに支障が出ることがあります。
声に出して違和感がないか確認する
完成した文章を実際に声に出して読んでみて、違和感のある部分がないかを確認します。声に出すことで、文章として整っていても不自然に感じる箇所に気づきやすくなります。
ES添削で個人情報と事実関係を確認するポイント
最後に、提出前に確認しておきたい個人情報と事実関係のポイントを整理します。
氏名・住所・連絡先を入力しない
生成AIへ添削を依頼する際、氏名や住所、連絡先といった個人情報を含めたまま入力しないよう注意します。添削に必要なのは文章の内容であり、個人を特定できる情報を入力する必要はありません。
経験や実績の事実を再確認する
添削を経た最終的な文章について、書かれている経験や実績が事実と相違ないかを再確認します。表現を整える過程で、内容が少しずつ誇張されてしまうこともあるため、最終確認は欠かせない工程です。
提出前に募集要項と設問へ戻って確認する
提出する直前に、募集要項や設問の内容に改めて目を通し、内容がずれていないかを確認します。添削作業に集中するうちに、当初の設問の意図から少しずれてしまうこともあるため、最後にもう一度立ち返って確認します。
ES添削だけでなく、大学での学習・研究・就職支援を含めたAI活用全体を整理したい場合は、高等教育でのAI活用ガイド|学習・研究・就職支援も参考になります。
まとめ
就活のエントリーシートを生成AIで添削するときは、まず自分の経験や志望理由を自分自身の言葉で整理し、核となる内容を決めたうえで添削を依頼することが基本になります。構成や表現を整えてもらいながらも、実際にしていない経験や架空の志望理由が加えられていないかを常に確認し、添削結果は面接で自分の言葉として説明できる形に戻していきましょう。最後は、個人情報を入力していないか、事実関係にずれがないかを確認し、募集要項や設問に立ち返ってから提出することで、自分らしさを保ったESに仕上げていきましょう。